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hiko_log(ヒコログ)

アンテナの伸ばし方

新卒や若手エンジニアと話しをしていると 「どうやって勉強してるんですか?」とか 「何かいい勉強方法ないですか?」 「どんな本orサイト見てますか?」と聞かれることが結構あります。

最初は「勉強しなきゃ」と思っていたのに 今では当たり前のように技術サイトを徘徊し、5000円の参考書を買ってます。

これって考え方や理解度の変化だと思うんです。 若手のころに見ててもよく分からなかった技術サイトが理解できるようになったり、 「勉強しなきゃ」⇒「やらないとまずいこと」に変化してます。

理解度は積み上げていくしかないですが、 考え方はある時を境に劇的に変化したことを覚えています。

5, 6年ほど前に一緒に仕事をしたKさん。 Kさんは情報系の専門学校を卒業しており、技術屋思考のかなり強いプログラマさんでした。 年齢が近いですが、専門卒なので、2年先輩の彼と話をしている内に自分の技術力の無さを痛感しました。

当時は 「Ruby??なんすかそれ?」 「Python?へぇーそんな言語もあるんすねー」 という程度でプログラマ名乗って仕事してました。。。

そんな状態でKさんに 「え!?そんなことも知らないの?」 「これぐらい知らなきゃおかしいよー」 と言われて、はじめは素直に勉強不足を認めていたものの 「”車輪の再開発”って一般用語じゃないの?」 「”銀の弾丸”だよねー。え?知らないの!?」 と言われた当たりから、 「そんな俗語知りませんよ!!」 「あなたの当たり前が周りの人にとっての当たり前と思わないでください!!」 と言い返したことを覚えています。。。

ただ、そんな感じで逆ギレしたものの、自分の知識不足であることはすぐにわかり必死に勉強しました。 結果的に私はKさんのおかげで自分がどれだけ劣っているかを自覚することができました。

ココでエンジニアとして人生を歩んでいく上での危機感をしっかりと実感しました。 「このレベルの人たちがこれからライバルになるのか。。。」 「もっと年上の人たちとも同じレベルの仕事を求められるのか。。。」 「このままじゃ会話にもならない。。。」 「やばい。どうしよ。やってけるのか!?」 という感じで必死になったわけです。

そこから必死に勉強し始めて、自分なりに勉強の習慣が付きました。

兎にも角にも、人が成長するためには危機感がとても大事だと思います。 自分の中で、許容できる自分を保つために全く足りていないことに気づくと必死になるんです。

必死になると辛いとか大変とかいう前に、「やらなきゃまずい」という思いが先に立つんです。 今やらなきゃ後でもっと大変になると知っているから。。。

そうこうしている内に雑食的にいろんな記事を読んでいたら 知ってる言葉も増えて 理解できることが増えて 読むのも楽しくなり 数行読んだだけである程度の理解ができたりしてどんどん加速してきました。

別の記事でおすすめサイトとかも書こうと思います。