ETSSにおける技術・技術力・スキルの違い
IPAが発行しているETSS(組込みスキル標準)の資料に目を通していて、すごく納得できて考えさせられた。
技術
技術とは、要求に対する結果を導くために、経済原則(コスト条件など)を満足するように手順化・体系化された再現可能な工程(プロセス)のこと
各用語を自分なりの解釈で読み取ってみる
経済原則を満足するように
予算的に実現不可能な夢物語は技術とは呼べない。
手順化・体系化された
他の人にも教えられる状態にされていること。
再現可能な
たまたま今回のプロジェクトはうまく行ったけど、他のプロジェクトではうまくいかないなどは認められないということ。
技術力
技術力とは、技術そのものを、「開発」「改善」「革新」「実現」できる能力
工程を
開発:作り出せる
改善:良くない点を見つけて変える
革新:改めて作り変える
実現:実行できる
といったことができる能力
スキル(技能)
スキルとは、要求に対する結果を導く技術全体あるいは技術の一部(サブ工程)を実行する個人の作業遂行能力である。
「個人の遂行能力」ということなので
いわゆるコレが世間一般で言われる技術や技術力というモノかも
まとめ
それぞれの単語を使って例文を使いながら、まとめてみました。
「オブジェクト指向開発の経験者が、アプリケーションを作成する」
↓
「オブジェクト指向という技術を実行できる技術力を持っており、その技能でアプリケーションを作成する」
っとこんな感じかな?
会社でのスキルマッチングや研修コンテンツなどを考える中で
体系化する必要があると考えて調べてみました。