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hiko_log(ヒコログ)

ETSSにおける技術・技術力・スキルの違い

IPAが発行しているETSS(組込みスキル標準)の資料に目を通していて、すごく納得できて考えさせられた。

技術

技術とは、要求に対する結果を導くために、経済原則(コスト条件など)を満足するように手順化・体系化された再現可能な工程(プロセス)のこと

各用語を自分なりの解釈で読み取ってみる

経済原則を満足するように

予算的に実現不可能な夢物語は技術とは呼べない。

手順化・体系化された

他の人にも教えられる状態にされていること。

再現可能な

たまたま今回のプロジェクトはうまく行ったけど、他のプロジェクトではうまくいかないなどは認められないということ。

技術力

技術力とは、技術そのものを、「開発」「改善」「革新」「実現」できる能力

工程を
 開発:作り出せる
 改善:良くない点を見つけて変える
 革新:改めて作り変える
 実現:実行できる
といったことができる能力

スキル(技能)

スキルとは、要求に対する結果を導く技術全体あるいは技術の一部(サブ工程)を実行する個人の作業遂行能力である。

「個人の遂行能力」ということなので
いわゆるコレが世間一般で言われる技術や技術力というモノかも

まとめ

それぞれの単語を使って例文を使いながら、まとめてみました。

オブジェクト指向開発の経験者が、アプリケーションを作成する」
  ↓
オブジェクト指向という技術を実行できる技術力を持っており、その技能でアプリケーションを作成する」

っとこんな感じかな?

会社でのスキルマッチングや研修コンテンツなどを考える中で
体系化する必要があると考えて調べてみました。

よく巡回している技術系サイトまとめ

社内のSNSにも投稿した自分が巡回している技術系サイトまとめです。 私自身が現在、組込みソフトウェアの社内技術講師を担当しているため、IT関連だけでなくエレクトロニクス分野のサイトやものづくりに関わるサイトも含まれています。 これから組込み系で頑張る人の参考になればと思います。

【情報サイト】

[MONOist]

モノづくりの総合サイト
各業界のトレンドを見るのにちょうどよい
http://monoist.atmarkit.co.jp/

[Tech Factory]

MONOistよりも技術にフォーカスした総合サイト
各分野の技術的なトレンドが見て取れる
http://techfactory.itmedia.co.jp/

[ローム エレクトロニクス豆知識]

電子部品の基礎知識を学習するのにちょうどよい
https://www.rohm.co.jp/electronics-basics

[EE Times]

エレ分野に特化した情報サイト
http://eetimes.jp/

[Device Plus]

ロボコンフィジカルコンピューティング関連
https://deviceplus.jp/

[YouTube Learn Engineering]

メカ・エレの動きの仕組みを動画で解説
https://www.youtube.com/user/LearnEngineeringTeam

[POSTD]

海外の日本語訳サイト
ちょっとレベル高め
https://postd.cc/

[IPA 出版書籍]

情報処理機構で出版しているPDFファイル
https://www.ipa.go.jp/sec/publish/index.html

[日経xTech]

技術関連全般の業界動向がわかるサイト
https://tech.nikkeibp.co.jp/

[はてなブックマーク テクノロジー]

各種技術サイトで話題になっている記事が集まる
http://b.hatena.ne.jp/hotentry/it

[TechCrunch]

スタートアップ企業やガジェットなどの情報
https://jp.techcrunch.com/

[LifeHacker]

生活に役立つ系のネタサイト
https://www.lifehacker.jp/


【アウトプット先】

[はてなブログ]

技術ブログを開設するならココがおすすめ
https://hatenablog.com/

[GitHub]

ソースコードを世界に公開できる
https://github.co.jp/

[Qiita]

技術ネタを共有する
https://qiita.com/


【学習サイト】

[ドットインストール]

3分動画で通勤の学習に最適
https://dotinstall.com/

[paizaスキルチェック]

たくさんの問題をブラウザでコーディングできる
https://paiza.jp/challenges/info

[Schoo]

生放送で技術以外も学習できる
https://schoo.jp/

[AtCoder]

競技プログラミングのサイト
いろんな問題がある
https://atcoder.jp/?lang=ja


【ニュースサイト】

[日経新聞 電子版]

https://www.nikkei.com/

[CNET Japan]

https://japan.cnet.com/

アンテナの伸ばし方

新卒や若手エンジニアと話しをしていると 「どうやって勉強してるんですか?」とか 「何かいい勉強方法ないですか?」 「どんな本orサイト見てますか?」と聞かれることが結構あります。

最初は「勉強しなきゃ」と思っていたのに 今では当たり前のように技術サイトを徘徊し、5000円の参考書を買ってます。

これって考え方や理解度の変化だと思うんです。 若手のころに見ててもよく分からなかった技術サイトが理解できるようになったり、 「勉強しなきゃ」⇒「やらないとまずいこと」に変化してます。

理解度は積み上げていくしかないですが、 考え方はある時を境に劇的に変化したことを覚えています。

5, 6年ほど前に一緒に仕事をしたKさん。 Kさんは情報系の専門学校を卒業しており、技術屋思考のかなり強いプログラマさんでした。 年齢が近いですが、専門卒なので、2年先輩の彼と話をしている内に自分の技術力の無さを痛感しました。

当時は 「Ruby??なんすかそれ?」 「Python?へぇーそんな言語もあるんすねー」 という程度でプログラマ名乗って仕事してました。。。

そんな状態でKさんに 「え!?そんなことも知らないの?」 「これぐらい知らなきゃおかしいよー」 と言われて、はじめは素直に勉強不足を認めていたものの 「”車輪の再開発”って一般用語じゃないの?」 「”銀の弾丸”だよねー。え?知らないの!?」 と言われた当たりから、 「そんな俗語知りませんよ!!」 「あなたの当たり前が周りの人にとっての当たり前と思わないでください!!」 と言い返したことを覚えています。。。

ただ、そんな感じで逆ギレしたものの、自分の知識不足であることはすぐにわかり必死に勉強しました。 結果的に私はKさんのおかげで自分がどれだけ劣っているかを自覚することができました。

ココでエンジニアとして人生を歩んでいく上での危機感をしっかりと実感しました。 「このレベルの人たちがこれからライバルになるのか。。。」 「もっと年上の人たちとも同じレベルの仕事を求められるのか。。。」 「このままじゃ会話にもならない。。。」 「やばい。どうしよ。やってけるのか!?」 という感じで必死になったわけです。

そこから必死に勉強し始めて、自分なりに勉強の習慣が付きました。

兎にも角にも、人が成長するためには危機感がとても大事だと思います。 自分の中で、許容できる自分を保つために全く足りていないことに気づくと必死になるんです。

必死になると辛いとか大変とかいう前に、「やらなきゃまずい」という思いが先に立つんです。 今やらなきゃ後でもっと大変になると知っているから。。。

そうこうしている内に雑食的にいろんな記事を読んでいたら 知ってる言葉も増えて 理解できることが増えて 読むのも楽しくなり 数行読んだだけである程度の理解ができたりしてどんどん加速してきました。

別の記事でおすすめサイトとかも書こうと思います。

行動科学マネジメント

行動科学マネジメントについて最近色々と調べてます。

現在の仕事が会社の技術教育担当ということもあり 自分の指導や行動によって、若手社員がどのような影響を与えていくのかを振り返りたくなったことが始まりでした。

また、私自身の仕事の進め方やノウハウを体系的に、再現性高く実現するためにはどうすればいいのかを考えていました。 その頃に先輩社員から前に聞いた「行動科学マネジメント」という言葉を思い出して、色々調べ始めました。

手始めに2冊の本を読んでみました。 石田淳さんの本を2種類チョイスしてますが、特別こだわりがあるわけではありません。 ビジネスに役立ちそうな本を選んだらこの2冊になりました。

短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント

短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント

社内でも目標を決めて、自己研鑽や自己成長に役立つ仕組みがあります。 そこで”行動”にフォーカスしている指標もやっていますが、 その取り組みがなぜ有効なのかを考えたことはありませんでした。

ただ、上司や先輩の話を聞いていくとキチンと成長できる仕組みなっていることは理解できました。 でも、なぜ上手くいくのかわかりませんでした。 その答えっぽいものが”行動科学マネジメント”の中にありました。

まずは“行動の定義” 行動とはMORSの法則に合致するかがポイント。 Measured(測定できる) Observable(観察できる) Reliable(信頼できる) Specific(明確化されている)

大事なのは”行動”とはなんなのか捉えるところからスタートし、 良い行動は繰り返すように 悪い行動はやらないように それぞれうながすことでより良い行動をしてゆき 結果的にそれが成果につながるという考え方です。

・ピンポイント  ハイパフォーマンスな人間の行動から結果に結びつく行動を見つける  例)「出社したら部署の人たちに聞こえる程度の大きさで挨拶をする」

・メジャーメント  良い行動をみんなが実施し、その回数や内容を記録する  例)毎日挨拶をしたか?    声の大きさは適切か?

・フィードバック  結果に結びついたかどうかを確認する  例)結果が出なければ、繰り返すべき行動が間違っていたということになる。    新しい行動を考える

リインフォース  良い行動をしたら、すぐに良いことが起こる仕組みを作る  例)ちゃんと挨拶をすると周りからも挨拶が返ってくる

まだまだ、勉強中なので追加情報あればまた記事を書きます。

おまけ

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

アウトプットは大事

初めての投稿です。
最近、職種が変わり、エンジニア職からエンジニアを育てる教育担当者になりました。

今の会社では、社員教育にかなり力を入れており、研修専門施設を持っています。
私は現在、その施設でファームウェア分野の技術講師をしています。
まだ、エンジニアとして10年も満たないキャリアですが新卒や若手に様々なことを教えています。


講師となってもう1年半が経過し、教えながらも新しい知識を集めるように心がけてきました。
しかしながら、現場での業務とは違い得た知識を試せずにいました。
まあ、ただの怠慢なんですけどね。。。

とはいえ、このままではエンジニアとして腐ってしまうと思っていたわけです。
そこで「アウトプット大全」という本を読み、アウトプットの大事さを改めて感じ、再びブログを書き始めました。

これからはぼちぼちアウトプットのためにブログ書きます!!